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プロフィール

河合一充

Author:河合一充
(かわいかずみつ)
 イスラエルと日本の架け橋を願って、85年株式会社ミルトスを創設。イスラエル・ユダヤ・聖書関連の出版編集をもって、日本の社会にささやかな貢献を願った。現在現役をリタイアを考える。ヘブライズムの基なる思想を紹介したいと思っている。

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河合一充 くだん日記
思いつくままに、イスラエル・ユダヤ・聖書・日本など書き連ねる。よってくだんのごとし。
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トランプ大統領の対エルサレム政策の意義
 長い間、ご無沙汰しました。断筆のつもりでしたが、最近のイスラエル情勢をめぐる内外のコメントをかいま見ると、沈黙しがたく、以下に言わせていただきたくなりました。

 トランプ米大統領の「米国の在イスラエル大使館をテルアビブよりエルサレムに移す」との表明が国際世論を騒がせている。その大部分は、否定的な評価である。日本においても産経新聞ですら12月8日「産経抄」に「エルサレム首都認定はテロを引き起こす」と書いていた。大使館の移転は、もちろん前提にイスラエル国の首都はエルサレムである、という認識の上でのことは言うまでもない。 ここで詳しくその真偽を論じるつもりはない。
 このブログで指摘したいと思ったのは、米国の外交政策上の重大な、ある出来事があり、それに対するトランプ大統領の極めて真っ当な是正行為が今回の背景にあることを、申し上げたいのである。しかも、ほとんどの日本の識者・ジャーナリストがそのことに気づいていない、あるいは無知である。
 それは何かというと、昨年「2016年12月23日、国連安全保障理事会は、イスラエルがパレスチナ占領地で進めている入植活動を批判し、活動の即時停止を求める決議(2334号)を賛成14、反対ゼロ、棄権1(米国)で採択した。安保理が、イスラエルの入植政策を批判する決議を採択したのは36年ぶりとされた。」(中東調査会・中東かわら版より)
 この安保理決議2334号は、よくある国連の反イスラエル決議の一つのように軽く見なして問題はないかも知れない。国連はもともと反セム主義の牙城であり、またか! と。だが、問題は米国が拒否権(veto)を行使せず、棄権に回って、この種の決議を1979年以来初めて(したがって37年ぶり!)通過させたことである
 この時の大統領は、言うまでもなくホワイトハウスを去りゆくオバマである。すでに次期大統領はトランプに決まっていた。オバマは8年間大統領職にありながら、イスラエルのネタニヤフ首相とは最も非友好関係にあって、中東和平を停滞させてきた。実績ゼロである。それだけでなく、この決議を仕組んだのも彼ではないかと言われる。
 この決議の内容は、米国の対イスラエル・パレスチナ政策の伝統をひっくり返すものである。米国は、エルサレムに関しては現状(status quo)維持を方針としてきた。しかし、2334号はイスラエルの東エルサレムを占領と非難し、国際法と国連憲章の違反と決めつけている。つまり、たとえばユダヤ教の最も神聖な聖地、西の壁を占領地であるとする。エルサレムが3大宗教の聖地であることを容認しないのである。
 米国は、イスラエル・パレスチナ間の最終的解決に委ね、エルサレムの地位について未決定の立場を貫いてきた。イスラエルはパレスチナとの和平交渉に何の前提も設けず行う、との立場を取っている。しかし、今度の安保理決議は、現状を変更し、イスラエルに極めて不利な条件で和平交渉を要求するものである。これではますます交渉を難しくする。
 オバマ大統領および民主党政権のこの決議を通させたのは、長年の米国の伝統を破り、かつ次期政権の中東政策をより困難に陥らせることを狙ったとしか見えない。最後の最後までケリー国務長官は、その線でごり押しをして、何の成果ももたらさなかった。
 トランプ大統領は、オバマの邪な(ネタニヤフ首相への嫌悪から来る)行動を正し、元々の中立的な、親イスラエルの同盟関係に米国を戻すことを目指したに過ぎない。そして、テロを恐れて事なかれ主義に甘受する既成政治家にならうことなく、あの表明を行ったのであろう。民主党の大統領候補になったバニー・サンダース上院議員は、ユダヤ人でありながら、今はその時期でないとトランプに反対している。
 やがて時がたって、歴史がどう裁くかは楽しみである。

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