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プロフィール

河合一充

Author:河合一充
(かわいかずみつ)
 イスラエルと日本の架け橋を願って、85年株式会社ミルトスを創設。イスラエル・ユダヤ・聖書関連の出版編集をもって、日本の社会にささやかな貢献を願った。現在現役をリタイアを考える。ヘブライズムの基なる思想を紹介したいと思っている。

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河合一充 くだん日記
思いつくままに、イスラエル・ユダヤ・聖書・日本など書き連ねる。よってくだんのごとし。
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「甦りと記憶」が問うもの ユダヤ思想に精通した書評
 零細出版社の編集者としては、つくった本が評価を受けて紹介され、人でも多くの人に読まれるのが一番嬉しい。
 弊社の昔ながらのファンで、尊敬する「教育新聞」編集局次長の池田康文氏が同新聞に書評を書いてくださった。
 さすがに、イスラエル通だけに、的確に要点を押さえておられる。ユダヤ思想からの視点と日本人への警鐘がすばらしい。
 引用させていただく。

 生き残った者に使命感「甦りと記憶」

 ポーランドのユダヤ人、18歳のイジク・メンデル・ボルンシュタインはナチスから名を剥ぎ取られ、物以下におとしめる「B-94」と呼ばれた。
 強制収容所を移送させられること6回。その間、集団銃殺で弾丸が飛び交う中を何者かの手で溝に倒されて無傷、アウシュヴィッツでは死の天使と呼ばれた医師メンゲレの気まぐれで選別をまぬがれ、腸チフスで起き上がれなかったがゆえに毒入りの食事にありつくことがなかった。解放時、21歳の若者の体重は28キロ。医師は死期が近いと診たが、回復した。
 この生き残りを偶然と呼ぼうが奇跡と呼ぼうが自由だが、イジクにとっては使命感への自覚を伴う、紛れもない奇跡だ。
 話は現在と過去が縦横に行き来する。それは、シャガールの絵の、遠いふるさとと現在を同時に描く「時の遠近法」のようだ。そこには、温かく楽しかった家族と郷里の思い出、その大切な宝を全て奪い去った魔の手への戦慄が響く。
 イジクが自覚した使命は、戦後、独立したばかりのイスラエル国を守ること、蹂躙された故郷(ポーランドユダヤ人の)の歴史と名誉を回復させること、そして、最も苦しく、辛く、暗闇に引きずり込む過去の歴史を伝承すること。その生き様を語るところが、大きな訴求力を生んでいる。
 ヘブライ語で遠い過去を「ケデム」という。過去は普通、空間的に後方に表象される。ケデムは、しかし、「前」をも意味する。人も物も事も、過去を背負って現前している。イジクにとって、死を過ぎ越してきた過去とその記憶は、現在ただ今常に現前にあり、それゆえにこそ、今の状況をよりよいものにしようとする衝動にも似た感性と行動が生まれる。
 広島、長崎、終戦の各記念日。近くは阪神・淡路、東日本の大震災。それらをいつまでも現前に見据え続けられるか。記憶と伝承の力が、日本人に問われている。
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